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詳細&写真

 当日は、朝から間に合うかどうかで、冷や冷やしながら5時出船のところ4時50分に、何とか
飯岡港に到着。
早々に料金11,000円を払い、船へ直行し荷物を降ろし、船へ積んで行く。
積み終わると、すぐさま出港し、落ち着く間もなくキーパーをはめ、仕掛け作りに専念。
ポイントは港より40〜50分の所で、仕掛け作りと朝ご飯を食べ、少し余裕が出来ひと段落。
一時はどうなる事かと思い、あせりました。(-_-;)

 ポイントに到着。 早速針にイワシを付け、海へと投入。 
「イワシちゃん、今日は頼むよ!!」なんて事を念じながら!!
潮は多少速い様子で、海底に着く間もなく、早速隣の人とおまつり。
「あっ!!!」隣のおやじ、今年の1月に乗っていた時にも居たおやじ。
このおやじ、やたらと糸ふけも取らず、糸をやたら出すおやじで、直おまつりしてしまうおや
じ。   隣のおやじ「おっ、来た来た!」、私「あの〜、うちとおまつりしてません?!」
おやじ「んな事無いよ、こっちは来てるよ!」、私「じゃあ、とり合えず巻いてくれません?」
おやじ「・・・・・!!(^_-) 」、私心の中で呟く「なろ〜、来てね〜ちゅうの!! 速く巻
け!!」。
やはり巻いてみると、おやじとおまつりしていて、おやじはばつ悪そうに、黙ったまま仕掛け
を手に取り何と自分の仕掛けをぶった切り、やはり黙ったまま私のほうへ、絡まったままの仕
掛けを私へホン投げてきた。
私「あんた!チョット謝ってもいいんじゃないの!!(00;)」なんて事を、思いつつ仕掛けを作
り直し、再度投入。
ちなみに、私とおやじの間は3M近く空いていて、私はちゃんとサミングしながら落とし、海底
に落ちてからは1Mほど切っていました。
おやじは海底に着いてからも、しばらくラインを送り、船内の人とはチョット変わった、釣り
方をしていました。
皆さん、どう思います?? 
       私はむかつきます!! 
          「次ぎやったら、海落とすぞ!!!!!」

 一流し目は当たりも無く終わったが、二流し目はさっきのおやじが何と釣っているではない
か。     上がってくると、「でけ〜」なんでこのおやじ。
私は、悔しくて悔しくて「今度は俺が釣ってやる!」と思いながら。
「おっ、おおお、また来たぞ!!」隣のおやじ。
今度は少し小さいが、立派なヒラメ。
私は、「えっ、何で・・・・?!」と言う気持ちで一杯。

それからは、他の人がボツボツとあたりヒットしていくが、私はあたりが有るものの、ヒット
までは持ち込めず、時間は刻一刻とたっていく。
少し自分を見失いながらも、ハリスを60cmから70cmへ延ばし、誘導も80cmから60cmへと変更
し、自分の心の中も入れ替えて落ち着かせていく。
あせっては、良い釣りが出来なくなるから。

 中盤から後半へとかかる頃、船上はイナダとワラサで少し活気ずく。
底から5〜8Mほどの所で、群れが居る様子。
私の席はこの日は、胴元。 やはりトモに座るおやじは当然有利。
考えすぎかも知れないが、私に来るはずのヒラメは、おやじの仕掛けを通って私に来る。
ならばおやじの仕掛けさえ無ければ、私は釣れるはず。
隣を見ると、おやじは丁度イナダと格闘中。
私は、「今だ!!」と青物そっちのけで海底へと落とし、ヒラメ君のあたりを待つと、
「来た来た!!あたりチャン」慎重に合わせを待ちながら、少しラインを送る。
このチャンスを逃すと、今日はもう無いと思い、最後の「グ、グ、グッ」と持って行く引きを
確認し、ゆっくり合わす。
「のった!!」、ゆっくり巻いていくと、やっぱりヒラメの感触。
顔は、やっと掛かった安堵感と、純粋に釣れた時の喜びで、ニタニタ笑う顔を必死で我慢しな
がら、リールを巻いていく。
この時が、ヒラメ釣りをやっている時で、私は一番楽しい!!
結果、上がったヒラメは少々小さいが、やはり立派なヒラメ。

 その後は、何か吹っ切れた感じで、青物のワラサ級・イナダと釣っていく。
ヒラメはこの日、後にも先にもこの1枚だったけれど、少し勉強させらせた釣行でした。

 この日はこの他に、フグがとても多く、餌を取られたり、ハリスを噛み切られたり、時には
メインラインのPEの白い部分に噛み突き、メインラインから重りもハリスも、持って行かれる
事が多々有りました。
このフグには、注意が必要ですね。 注意と言っても、防ぎ様が無いのですが。
誰か、防げる手立てが有れば、教えて下さい。

 当日釣れた唯一一枚のヒラメは、以前から約束していた事もあり、兵庫は西脇、いとこのお
じさんへ送りました。
イナダは友達の家へあげ日本酒に化け、ワラサはうちでお刺身と焼き魚にして、美味しく頂き
とても満足。
次回は、座布団級のヒラメを求め、またヒラメの為の勉強をして行こうと、思い過ごす今日こ
の頃です。

製作・更新:田中 龍太郎  March, 2000.
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